主に宿泊型のコースレッスンを担当しております。常設型のレッスンとは異なり、技術レベルごとに分けられた複数人数のグループレッスンを継続して2〜5日間行います。長いコマ数を確保できるため、皆様の技術向上に役立つ指導を基礎から応用まで幅広く、ニーズに応じて提供しています。また、夜はお客様とミーティングを通して、ビデオ撮影した動画をもとに滑りのアドバイスを行います。レッスン場所は主に奥志賀高原となりますが、平日のコースレッスンなどでは志賀高原ツアーに出かけたり、悪天の場合に焼額山や一ノ瀬スキー場を利用することも多くあります。頼り甲斐のある先輩方から日々指導やアドバイスを受けており、スタッフトレーニングなども通じて充実したシーズンを過ごせています。
大好きな趣味のスキーを仕事として活かせたらいいなと思ったのがきっかけです。
私は大学3年の時にスキーを始めましたが、大学山岳部に所属していたこともあり、最初は山スキーを中心に深雪やクラストした雪、薮の濃いところなどを主に滑っていましたが、山ばかりでは滑走技術がなかなか向上しないため、ゲレンデでスクールのレッスンを受けて練習をするようになり、もっと技術的向上を目指したいという思いからスキースクールで働いてみようと思いました。
杉山スクールを選んだきっかけは、志賀高原というシーズンの長い広いエリアで多種多様なレッスンを提供していること、ホームページなどでざまざまな情報を収集し、規模が大きくメソッドもしっかりしているなという印象を持ったからです。
少しでも多くのお客様に再び杉山スクールに来てもらえるようスキー教師として日々精進していけたらと思います。まだまだ経験は浅いですが、レッスンの質の向上を常に意識していきたいですね。色々な先輩方からたくさんお世話になっているぶん、もっとスクールに貢献できればと思います。現在、SIA(日本プロスキー教師協会)のアルペンスキー・ステージⅡという資格を取得しており、来シーズンはその最上位の資格となるステージⅢを目指しています。
技術的目標としてはSIAのアルペンスキーデモンストレーターを目指して日々研究と練習をしています。
春は山形県の月山スキー場に近い旅館で、6月下旬頃までスキーをしながら働いています。月山スキー場は4月上旬にオープンし、7月まで滑ることのできる唯一のスキー場です。基本的には不整地(コブ)をメインに、チェアリフトとTバーリフトを利用して滑っています。夏は7月から10月まで、長野県の乗鞍岳肩の小屋という山小屋で働いています。ここには乗鞍大雪渓という万年雪の雪渓があり、10月までここでスキーをしています。リフトはなく、全て自力で担いで登って滑ることになりますが、土日はモーグルやアルペンの選手がたくさん訪れています。
秋は仕事とスキーから少し離れ、趣味のクライミング(岩登り)をやっています。高校・大学と山岳部に所属していたこともあり、小川山・瑞牆山・穂高周辺などで本格的なクライミングを行なっています。
ここ最近は3年ほど乗鞍の山小屋で働いています。期間は短いですが、6月下旬~10月上旬まで標高2700mの高地で過ごしています。乗鞍岳は日本で一番手軽に登頂することが可能な3000m峰です。バスターミナルとなる畳平と剣ヶ峰の中間地点にあり、御来光と夕日の宿として知られています。大正時代から続くこの山小屋で宿泊業の仕事をする一方で、雪上トレーニングに励んでいます。